SDGsってどんなもの?
SDGsとは、地球上の誰一人取り残さないことを誓い、地球を持続可能なものにするために世界全体が目指している指標です。
2015年9月の国連サミットで150を超える国のリーダーたちが採択し、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されました。
発展途上国のみならず、世界全体が、多様性と包括性のある社会の実現を目指しているということです。
SDGsはなぜ必要なの?
「SDGsがどうして世界のリーダーたちによって決定されたのだろうか」と思いませんか?ズバリ、世界中で様々な問題が起きたからです。
地球温暖化による海面上昇、気候変動。
人々の貧困や格差、戦争・紛争問題。
強制移住を余儀なくされる人々が多くいること。
深刻な問題を放置しては、私たち人類は地球に住めなくなってしまいます。これらの問題を解決し、「地球」を次世代へと伝えていく必要があるという危機感が高まり、全世界が協力する必要が出てきたのです。
SDGsの前にはどのようなものがあったの?
SDGsができるより前から、貧困問題は問題になっていたのでは?と気づいた人もいると思います。実は、SDGsができる前には、MDGsというものがありました。
MDGsとは、2000年の9月に採択された、開発分野における国際社会の目標のことです。主に「極度の貧困」や「飢餓の撲滅」など、2015年までに達成すべき「8つ」の目標が掲げられました。
2000年から2015年までに一定の成果が認められ、持続可能な開発のためのSDGsへと引き継がれたという歴史があります。
地球温暖化はどうして起こったの?
日本でも猛暑日と言われる、最高気温が35℃以上になる日が多く見られるようになりました。地球温暖化と猛暑の関係は長年明らかになっていなかったのですが、2018年に明らかとなりました。
これは何が原因で、いつごろ始まったのでしょうか?
現在問題となっている地球温暖化は、人間が活動していく中で出した温室効果ガスが原因であると言われています。温室効果ガスとは二酸化炭素などのことを指し、これらが、地球の表面の温度を上げてしまっているのです。つまり、本来は、陸や海などの大気にある表面の温度を、地球の外に逃さなければならないのですが、それができずに温暖化が進んでいると言えますね。
科学が大きく進歩したことによって地球の待機の仕組みについての理解が進みました。仕組みががわかったことにより、地球温暖化が科学者によって注目されるようになっていきました。
二酸化炭素による地球温暖化が大きく取り上げられるようになったのは、1985年です。この年には、フィラハ会議という地球温暖化に関する初めての世界会議が行われました。
さらに3年後の1988年には、世界気象機構と国連環境計画により、政府間の検討の場として「IPCC」というものが設立されました。IPCCとは、Intergovernmental Panel on Climate Changeの頭文字をとっており、科学的側面から地球温暖化を見ることがテーマとして設定されました。
これまでに発表された報告書は、世界中の政策や世論に大きな影響を与えました。
まとめ
SDGsでは、地球上の誰一人取り残さないことが誓われています。世界のリーダーだけではなく、一人ひとりが地球に暮らしている「地球の住民」として、身近なできることから行えたら、世界はもっとより良い場所になりそうですよね。