Voice 大学生が考える「○○」シリーズ第1弾!
今回のテーマは「平和」です。日本で暮らす大学生が考える「平和」とはどのようなものなのでしょうか?
「平和」ってなんだろう?
安全が確保されているということ
私の考える平和とは、「身の安全が確保されていること」です。安心して暮らせることはもちろん、学べる環境が整備されていたり、生まれた国やジェンダーに関わらず隔たりがないことも重要であると感じています。
信じたいものを信じられること
自分は、信じたいと思えるようなことを信じられる状態のことが平和だと思います。
誰かに強制されて宗教に限らず価値観など、何かを信仰しなければならなかったり、自分が信じたいと思う方法を全否定されるような環境は平和ではないと思うからです。
自分が最も良いと思えるようなことを選択できる環境でなければ、平和ではありません。
自分らしく生きられる状態
爆弾が降ってきたり、銃声が鳴り響く戦争は、「平和」な状態ではありません。
しかし、児童虐待、会社でのハラスメント、学校での犯罪、貧困者が見えにくい社会等も「平和」な状態であるとは言えないと思います。
そのような視点から述べると、私は「誰もが自分らしく生きることができる状態」が平和なのではないかと思います。
そして、この「自分らしく」とは、その人が決めるものであって、他者から押し付けられるものではないということが重要です。
私は、みんなが「自分が思う自分らしさ」を精一杯表現でき、自分の学びたいことが学べ、自己実現のために努力を行える状態が平和であると考えています。
生きたい世界
私は、世界中のみんなが生きたいと思える世の中が「平和」であると思います。
誰もが「生きる」を保障されていること
住む場所や食べ物があったり、適切な医療を受けられたりすることに加え、勉強したり、遊んだり、自由に創作したりなど単に命だけでなく「生きていく」ことができていける世界が平和であると思います。
特別でないこと
特別なことがなく当たり前であるという意味のある「平」と、気が合い穏やかで争いがない「和」という言葉から成り立つ平和は本来当たり前に存在しなければいけないものです。
しかし、現代の平和はとても特別なもののように扱われています。
扱わなければならない状況にあります。
実際、ウクライナ紛争やイエメン内戦なども含めて日本では報道すらされていない紛争や内戦が世界中で生じています。
人間は争い事を好む傾向があります。
スポーツで勝敗を競っているのが良い例でしょう。
ですが、この類の争いは血が流れるものでありません。
誰かが亡くなる確率も少ないです。
争いがない状態が平和というのならばこのような人々が熱狂できるスポーツなども平和な状態ではないと言えます。
しかし、それはみんなが平等に有している競争心という気持ちから生じた争いなので「特別なこと」とは言えませんね。
争いがそのようなものだけになれば、現在「特別な環境」となっている平和が当たり前のようになるのかもしれませんね。
最後に
今回は「平和」について、今の大学生がどのように考えているのかについてご紹介しました。
「平和」とはなんだか抽象的な概念のように感じますが、こうしていろんな人の中に平和の解釈があるということは、人の数だけ平和は存在しているとも言えますね。
自分の考える「○○」をいろんな人と共有することで、新たな発見があるかもしれません。
ぜひ、身近な人と一緒に平和について考え、話し合ってみてくださいね!