みなさんこんにちは!ISSOKU編集部です。

2023年6月17日に国境なき医師弾様のご協力のもと、ISSOKU初のオンラインイベント「平和と医療について考える 国境なき医師団の現場から」を開催いたしました。

太平洋にある島国「キリバス」と「長崎」を繋ぎ、困難な状況の中でも懸命に生きる人々のこと、そして平和とは何かについてみんなで考えるイベントとなりました。

どんなことをしたの?

オンラインイベントでは、キリバスでご活躍されている国境なき医師団の森田恵子先生にご講演いただきました。

森田恵子先生

産婦人科医。埼玉県出身。2012年富山大学を卒業。2022年に国境なき医師団に参加。1カ国目は南スーダン共和国、現在2カ国目のキリバス共和国で活動中。日本とは大きく異なる環境で、妊産婦を取り巻く問題に対峙しながら、医療の質の向上を目指し奮闘中。

キリバスってどんなところ?

キリバスは、太平洋に浮かぶ33の島々で構成された青い海に囲まれた島国です。

国土は長崎県の対馬ほどしかないながらも、島同士が散らばっていることから排他的経済水域は世界第3位となっています。

そして、地球上で唯一、世界で1番早く1日が始まるタイムゾーンであるGMT+14ゾーンに永久的に入っている国とも言われています。

森田先生のご感想

平和について考える機会の多い長崎のみなさんに、私が見てきた世界の現状を紹介することができとても嬉しかったです。

長崎と同じく島国ならではの問題も多く抱えるキリバスやや、南スーダンの現状を受けて、参加者のみなさんからたくさん質問をいただき、私自身も改めて考え直すよい時間となりました。

参加してみてどうだった?

参加したメンバーや学生に感想を聞いてみました!

森田先生のご講演での中では、キリバスと日本の違いについて考えることができました。
日本で過ごしていると、綺麗な水が水道から出てくることや、新鮮な野菜を食べれること、電気があることは当たり前です。

しかし、森田先生のお話を聞き「当たり前」は「当たり前ではない」ということに気付かされました。文字通り私たちの生活は「有難いこと」なのだと思いました。

印象に残ったことは、「この国では夢が叶わない」という言葉です。

学費がなくて学校に行けない人、学校を卒業しても仕事がない人についての話を聞き、背景にはきっと多くの問題が存在しているのだろうと思いました。

ライフラインの問題だけではなく、労働の問題も存在していると思うのです。

これらの問題に私たちはどのように向き合うべきなのだろうかと考えるきっかけになりました。

まとめ

「日常」について考えることは、平和な世界について考えることにもつながるのかもしれませんね。

自分の毎日を見つめ、誰もが生きやすい社会とはどのようなものかを一人でも多くの人に考えていただけると嬉しいです。

森田先生、国境なき医師団のみなさま、ご協力いただきありがとうございました。

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