この度は長崎県視覚障害者情報センター様のご協力により、イベントを開催することができました。
参加してくださった中学生のみなさんは、イベントを通して多くの人が暮らしやすくなる工夫について知ることと、点字を打つことを体験しました。
その様子をISSOKU編集部がお届けします!
イベントの様子
外でフィールドワークを行う予定でしたが、気温が高く熱中症の危険があるため、室内での観察に変更して活動を開始しました。
施設内を見て周り、どのような工夫があるかを参加者の中学生のみなさんと学生スタッフで観察しました。
ISSOKUが用意したワークシートに気づきをメモしている様子です。
自販機のボタンの位置や点字、入り口の点字ブロック、トイレについていくつかの発見がありました!
施設内に設置されているトイレは、車椅子を利用している人でも使いやすいように、出入り口が広い構造となっていました。
施設内の観察を終え、3階にある長崎県視覚障害者情報センターで「視覚障がい」について学びました。
この写真は、読み上げを行う機械や、点字を打つタイプライターなどについて学んでいる様子です。
施設内の見学の様子です。
長崎県視覚障害者情報センターには、音声を録音する部屋、点字を機械によって出力する部屋、録音した音声を保管してある部屋などがありました。
どれも日常的に見たことがないものばかりで、中学生のみなさんも学生スタッフも楽しく見学しました。
最後に、自分の名前を点字で打つ体験をしました。
日常の中で触れたことはあっても、打ったことはない点字。
強く打ちすぎると紙が破れてしまったり、力の加減にも工夫が必要な体験でした!
学生スタッフの感想
ISSOKUメンバー(大学1年生)
どのように点字が打たれるのか、誰が作ったのかについて触れることが出来ました。
ユニバーサルデザインの1つとして障害を持ってる方以外にも生活を支えることの出来る点字についてただ知っているという認識でしたが、どのように読み何に使われて、誰がつくっているのか、知ることが出来ました。
音声ボランティアなどがあることも知りました。
聞いている方にストレスを与えないことや、参加されている生徒さんからの疑問など、着眼点に驚かされました。「思いつかない」の重たさをひしひしと感じました。
生活の中で、感じる何故?について友人と考えてみようと思います。
また、大学で志している福祉にも直結することなのでしっかりと振り返る時間を取ろうと思います。 ボランティアで参加していながらしっかりと楽しんでしまいました!
ISSOKUメンバー(大学4年生)
ISSOKUは、平和活動を行なっていますが、平和活動は単に戦争について知ることだけではないと思います。
どのような工夫があると多くの人が暮らしやすいかということを考えるためには、知る必要があります。
そして、「知っていること」と「理解している」ということは違うと思います。
いろんな人の特性を知り、お互いを尊重するためにも理解することが平和への第一歩だと考えています。
今回の活動を通して、参加してくださった中学生の皆さんや、学生スタッフとして参加した私たちがこれからも考え続けることで、世界がより優しい場所になるといいなと思いました。
ISSOKUは、このイベントが少しでも日常の中にある平和に目を向けるきっかけとなれたら嬉しいです。
ご協力いただいた長崎県視覚障害者情報センター様、ご参加いただいた中学生のみなさん、ありがとうございました。